国際都市バンコクで味わう日本の味覚

      世界中から人が集まるタイ王国の首都バンコクは,タイ料理だけでなく世界各地の本場の料理が楽しめます。特に和食についてはタイ人からも非常に人気が高いこともあり非常に豊富です。そして,多くの日本食レストランを見かけます。
バンコク都内を歩けば,牛丼の吉野家,すき家,定食の大戸屋,やよい軒,カレー屋のCoCo壱番屋,讃岐うどんの丸亀製麺,とんかつの新宿さぼてん,まい泉,和幸,天ぷらの銀座ハゲ天,てんや,焼肉の牛角,伊藤課長等の全国展開しているお店が目につきます。タイ国内で展開されているセブン-イレブン,ローソン,ファミリマートに行けば,おにぎり,おでん,カレーライス,カツ丼などの弁当を見かます。さらに日本各地の食材,郷土料理,ラーメンまで揃っています。麺類においては,北の北海道旭川ラーメンのなるとや山頭火から南の沖縄そばが食べられる金城やニライカナイをバンコク都内で展開されています。
さらにバンコクの和食は,日本と同じ味というだけでなく,日本で食べるよりも美味しい和食もあります。その一つとして,鳥料理があります。タイは鶏肉の大生産国であることもあり,CP (Charoen Pokphand)グループやベタグロ社が安くて品質の良い鶏肉加工製品を日本へ輸出しています。しかし,これらはブロイラーです。ここでの美味しい鶏肉とは鮮度のいい地鶏です。特にタイの地鶏は鮮度に秘密があります。さらに,タイでは日本と同じようにタイで生産された生卵を食べることができます。
例えば,高架鉄道であるBTSのアソーク駅または,地下鉄のMRTのスクンビット駅の近くに「みつもり」があります。ここは大戸屋が手打ち蕎麦とタイの美味しい地鶏を使った料理を提供するために開いたお店です。ここの焼き鳥や手打ち蕎麦は日本人とタイ人の調理師によって作られています。店内では,蕎麦を打っている様子や焼き鳥を焼いている様子を見ることができます。また,高いホスピタリティを有するタイ人よるサービスを受けることができます。この「みつもり」は現在の大戸屋を設立した三森久実氏の名字が店名になっています。
バンコクの玄関口であるスワンナプーム空港はアジアの十字路と呼ばれているように,世界各地だけでなく日本の都市とも結ばれています。私の勤務先の所在地である北海道は新千歳空港とスワンナプーム空港がタイ国際航空の直行便で結ばれています。この直行便はボーイング747-400や777-300といった大型機によって運行されているため,航空貨物用コンテナを使った生鮮食品の輸送が可能です。特に,札幌を午前に立ち,バンコクに夕方前に到着するダイヤは,非常に鮮度の良い状態で夜の営業において料理を提供することができます。
これは東京と同じかそれ以上に鮮度の良い状態で道内の生鮮食品がバンコクで食べることができることを意味します。実際に,値段は非常に高いですが北海道の新鮮な魚介類を使った生寿司を食べることもできます。他にも基本的には道内でしか買うことができない,ロイズ,ルタオやスナッフルズといった洋菓子などもバンコクで購入することができます。また,北海道のアンテナショップである北海道どさんこプラザがバンコクで営業する予定です。
      ここでは,値段の観点からもお勧めしたいバンコクの北海道料理を一つ紹介します。スクンビットのソイ31にある北海道炉端 原始焼のジンギスカンです。ジンギスカンは羊肉を使った料理ですが,北海道内で食べる羊肉の大部分はオーストラリアやニュージーランドからの輸入です。一方,国際都市バンコクは,オーストラリア人やニュージーランド人だけでなく,中東や東南アジアのイスラム教国出身者や西欧諸国出身者も多く在住しているため多様な羊肉を入手できます。すなわち,非常に美味しいジンギスカンを食べることができます。
      これは,実際にバンコクでジンギスカンを食べた時の写真です。このように分厚い羊肉を使ったジンギスカンは札幌で食べるジンギスカンよりも美味しいと感じました。日本と違うところは,タイ人の店員がその場で肉を焼いてくれます。勿論,北海道と同じスタイルで焼くこともできます。さらに,このジンギスカンにはタイのシンハビールが良く合います。ここではサッポロの生ビールを飲むことができますが,是非シンハビールとジンギスカンの組み合わせを試してください。

北星学園大学 佐藤 友暁

鳥料理
みつもり http://www.mitsumori-bkk.com/
地鶏料理けん http://www.bangmeshi.com/shop/jidoriryori-ken/
伊勢 http://www.bangmeshi.com/shop/ise/
ニュー鳥波多 http://www.bangmeshi.com/shop/torihada/

ジンギスカン
北海道炉端 原始焼 @Sukhumvit 31 http://www.wisebk.com/shop/1285


Tomoaki Sato received the B.S. and M.S. degrees from Hirosaki University, Japan, in 1996 and 1998 respectively, and the Ph.D. degree from Tohoku University, Japan, in 2001. He joined Sapporo Gakuin University as an associate professor in 2001. Between 2005 and 2017 he was an associate professor of Hirosaki University. From 2012 to 2015, he was a visiting associate professor of the Open University of Japan. Prof. Sato is currently a professor of Hokusei Gakuen University, Sapporo, Japan. His research interests include Computer Architecture, Embedded System, VLSI Design and Computer and Network Security. He is also a member of ECTI, IEEE, IEICE, IPSJ, and SSI.